新年明けました。

January 6, 2012

新年明けました。

11月から年末まで怒濤の二ヶ月間を過ごし、気付いたらいつの間にか新年が明けてしまいました。 アメリカの永住権を保持するために六ヶ月に一度アメリカに戻らなければいけないので、編集を本格的に始める前に10日間だけロスに戻ってきました。基本的にこちらでは、新作の脚本とCGの作業を進めて行く予定です。 多少、時間に融通が効くようになったので、この二ヶ月見れなかった映画、読めなかった本、勉強したかった事をゆっくりとやっていこうと思います。今年の抱負は「有言実行」。言った事をきちんと守るようにしたいと思います。 それにしても、日本からロスに来ると、必ず体調を崩す。なぜだろう?しかも、12月の撮影で死ぬ程寒かったせいで凍傷になったのか、手足の指先に微妙に痺れが残っている。うーん。 今日は合間を見て、「ガールズウィズドラゴンタトゥー」という映画を見てきます!

世界を変えた3つのリンゴ

October 6, 2011

世界を変えた3つのリンゴ

スティーブジョブスが亡くなった。 僕が尊敬する人の一人だ。彼に関する本は何度も読んだし、スタンフォード大学のスピーチだって何回見たか分からない。 小学校の頃からずっとマックのパソコンを使ってた。中学の頃はマックを通してネットで世界を知り、高校の時はマックのお陰で映画の編集が出来た。 いまもデスクトップ2台、ラップトップ2台、iPhone2台とマックにお世話になりっぱなしだ。 マックには便利さだけでなく、楽しさがあり、セクシーさがあるからだ。 最近、私生活でも仕事でもアップダウンが激しく落ち込んだりする事が多かった。 そんな時に彼の言葉が上向きな気分にさせてくれた。 下記、僕の好きな彼の言葉をウィキから引用。 残りの人生も砂糖水を売ることに費やしたいか、それとも世界を変えるチャンスが欲しいか(ペプシの社長をヘッドハントした時の言葉) 美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ 方向を間違えたり、やりすぎたりしないようにするには、まず「本当は重要でも何でもない」1000のことに「ノー」と言う必要がある あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから 30代や40代のアーティストが斬新なものを生み出して社会に貢献できることはめったにない 世界を変えた3つのリンゴという表現がある。 イブが食べたリンゴ、ニュートンが見つけたリンゴ、そしてジョブスが創ったリンゴである。 僕は彼がいなくなったこれからも彼のリンゴのファンであり続けるであろう。

ワイルドスピード メガマックス

October 4, 2011

ワイルドスピード メガマックス

ワイルドスピードシリーズ第五弾メガマックスが(原題はファストファイヴ)今週初登場一位になりました。いやあよかったよかった。 高校時代、この映画を友達と観に行って非常に盛り上がったのですが、そのメンツで先々週に先行上映に行ってきました。 まじでおもしろい! (そしてヒルズのぽっぽコーンはうまい) エンタメ映画の最高峰だと思います。全世界で600億円を稼ぎ出した超大作で、改造車を250台ぶっ壊したそうです。いつかこんな映画を作りたいなあ。 監督はジャスティンリンというUCLAの映画学科(僕の母校のライバル校っす)アジア系アメリカ人で、このシリーズは第三弾東京ドリフトから監督していますが、ターミネーターの続編を蹴って、このシリーズの次回作を作る予定です。僕としては彼にターミネーターを作ってほしかったですが。 正直、こんなアクションがある日本映画が見てみたいと思うのですが、残念ながら市場が違うし競う場が違うので実際に作られることはないですが、いつかハリウッドでこんな作品に挑戦してみたいなと思います。 下記、高校の同級生の写真です。良い奴らなので、もし彼らとお近づきになりたい独身女性がいたら、連絡下さい。笑

ドラッカー

September 22, 2011

ドラッカー

流行に遅れているとはわかりつつも、ドラッカーの「マネジメント」を読んだ。 引用したのは彼の享年に書いた詩
だ。確かにどこでもよく聞く様な内容であるが、 彼が95歳の時に書いた詩であるということに重みを感じる。うちのじいちゃんが今年で95だ。 95までの約70年、こういう思いで生きれたら、きっと笑って死ねると思う。 とりあえずは、アイスクリームをたくさん食べたい。 「もう一度人生をやり直せるなら・・・・
」 今度はもっと間違いをおかそう。 もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。 絶対にこんなに完璧な人間ではなく、もっと、もっと、愚かな人間になろう。 この世には、実際、それほど真剣に思い煩うことなど殆ど無いのだ。 もっと馬鹿になろう、もっと騒ごう、もっと不衛生に生きよう。 もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にももっともっとたくさん行こう。 もっとたくさんアイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。 もっと本当の厄介ごとを抱え込み、頭の中だけで想像する厄介ごとは出来る限り減らそう。 もう一度最初から人生をやり直せるなら、 春はもっと早くから裸足になり、秋はもっと遅くまで裸足でいよう。 もっとたくさん冒険をし、もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、 もっとたくさんの夕日を見て、もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。 もう一度人生をやり直せるなら・・・・ だが、見ての通り、私はもうやり直しがきかない。 私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか? 自分に規制をひき、他人の目を気にして、 起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり、構えたり、落ち込んだり ・・・・ もっとリラックスしよう、 もっとシンプルに生きよう、 たまには馬鹿になったり、 無鉄砲な事をして、 人生に潤いや活気、 情熱や楽しさを取り戻そう。 人生は完璧にはいかない、 だからこそ、生きがいがある。 – P.F.ドラッカー –

村上春樹と結婚式

September 17, 2011

村上春樹と結婚式

村上春樹の作品は実はそれほど好きではないです。エッセイである「村上ラヂオ」も読んだし、小説も全部じゃないけど結構読みました。エッセイはとても日常的な感じがして共感が湧く部分はあるもののエンターテイメント性にかける気がするし、小説の方はちょっとぶっ飛んでて非現実な世界があたかも現実にあるようないわゆる村上ワールドはたまに「?」という感じで読んでたりします。エッセイも小説も、同じ村上ですが龍さんの方が好きです。ただ、人間性として(別に個人的に知らないので、人間性というと語弊がありますが)もしくは人格として村上さんに敬意を抱いています。彼のイスラエルでのスピーチもスペインでのスピーチも震災後に放ったメッセージも、どれも心にジーンと響くものがあり、こういう事を言えるカッコイイおじさんになりたいと思います。いつか一度会ってみたい人の一人です。 僕は本は週に1冊、2冊読みますが、小説はあまり読みません。2、3ヶ月に一冊程度でしょうか?この前「ノルウェーの森」を映画で見たので改めて本を読みたいな、と思いつつ、まだ読んでません。なぜなら、本の中に出て来る性描写がこっぱずかしいからです。なんかエッチな場面があると、こんな生々しい事を書いていいのか?と赤面し、一人で読んでても周りを見回して一人でいることを再確認しちゃいます。電車の中で読むなんてとんでもないです。なら読み飛ばせばいいじゃないかと、思うかもしれませんが、性格上、一字一句しっかり読まないと気が済まないので、余計意識しちゃって非常に居心地の悪い気分になります。余談ですが、高校時代同級生の女の子に三浦綾子さんの「氷点」を薦められ読みましたが、あの子はこんなのを読んでるのか!と過激な内容に衝撃を受けたのを覚えています。 村上春樹の小説はそんなに好きではないと言いましたが、それでも「ノルウェーの森」に大好きな台詞があります。下記、引用。 「どのような真理をもってしても愛するものを亡くした哀しみを癒すことはできないのだ。どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、どのような優しさも、その哀しみを癒すことはできないのだ。我々はその哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学びとることしかできないし、そしてその学びとった何 かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては何の役にも立たないのだ。」 前に悲しみを経験をしたとしても、次の悲しみは決して軽くならないわけです。なんか哀しいことがある度にこの言葉を思い出し村上サンは良い事言うなあと感心したりします。月並みですが、結局僕らとは無関係に流れていく実在の無い時間だけが、傷を少しずつ癒してくれるんだと思います。 ただ、喜びについても同じ事が言えるのではないかと思います。前に経験した幸せは、今日の朗報の喜びを薄めるわけではないですし、この前友人の結婚式に行ったからといって、来週行く友人の結婚式に出席する喜びに変わりはないわけです。 さてスピーチの練習しようかな。今から緊張する。

ライフ

September 13, 2011

ライフ

子供の時からネイチャー系の作品は好きだだったので、「ライフ」という映画を観た。今は興行成績は第二位。先週は一位だった。日本ではこういうネイチャー系が興行収入一位になる事が何年かに一度はある。きっと自然や動物好きな国民性が出ているのだろう。予告を見ていたし、だいぶ期待していっただけに、正直それほど凄くはなかった。 なにより始めのテロップからしてすごく押し付けがましい感じだった。教育的要素を全面的に押し出している映画は僕はあまり好きではない。「人間以外の生物は生き残るために頑張っています。さあ皆さんも頑張りましょう」という感じのテロップで始まって終わるのだが、文字でテーマをわざわざ言わなきゃ観客が分からないのならば、映画じゃなくて絵本にした方がいいのでは?と思う。中身は結構感動出来る内容になっているだけに残念だった。一つ一つの映像が非常にきれいで動物達の生き様は勇気を与えてくれるものだったが、僕はむしろ膨大な手間と時間が懸けられて作られているという部分に感動してしまった。この一つのショットを撮るために一週間くらい耐えていたんだろうな、とか、機材はどうやって運んだんだろうとか、この瞬間を取れたカメラマンの喜びは計り知れないだろうなと考えながら見てたら、目頭が熱くなった。ちなみに友人でこういう関係の仕事をしている人曰く、動物虐待的な事をしている時も少なく無いという。捕まえた動物をカメラの前で無理にやらせた方が効率的な場合もあるからだ。だから見てて、このショットは獲物をわざわざ目の前に放って、無理矢理食わせたんだろうなとか、何匹かのクジラのショットを合わせてあたかも一匹に見せてるんだろうな、というシーンも多々あった。別に良いとか、悪いとかではないけど、なんか見ててそっちの方が気になってしまった。 僕は小さい頃、よくディスカバリーチャンネルのレーザーディスクを見てた。自分の想像を超えた広い世界に憧れ、未知なる発見を求めて冒険する事を夢見た。いつの間にか、目の前にあるものを単純に感動する事を忘れ、大人の裏事情を理解するようになったという事実に気づかされた映画だった。今でも自分でカメラを持って行った事のない場所へ行く時には興奮するが、映画を通して同じ興奮を味わうことはもうないのかもしれない。

神様のカルテ

September 10, 2011

神様のカルテ

集中することは、「何か一つに対してYESというのではなく、他の全ての事にNOという事だ」と、リンゴの会社の社長は言った。 崖っぷちに立たされている僕は、とりあえず年末まで映画以外の事にNoと言って集中しようと思う。 というわけで、早朝、神様のカルテを見て来た。今週興行収入第2位の映画は良い意味ですごく日本映画だった。 批評ではなく個人的な感想ですのであしからず。 ストーリー構成:ハリウッド的な3部構成ではなく、どちらかというと「スライス オブ ライフ」という類いで、(日常生活を切り取ったもの) 特につながりもなく起っていく出来事を主人公の目線で追っていくタイプだった。 展開:僕の好みとしては少し遅過ぎだった。たくさんおもしろくなりそうな種を撒いてはいたが、ほとんど未回収か不完全燃焼に終わっていた気がする。 演技:主人公の台詞があまりに現実離れした口調なので、これを上手く演技するのはたぶん無理だろう。にもかかわらず櫻井さんは良い所まで持って来れていたと思う。何人かを除いて脇を固める人のほとんどが良い味を出してサポートしていたのがよかった。 フレーム:これは好みが非常に偏るところだが、僕の好みとしてはフレーミングがものすごく中途半端だったと思う。全身がショットに入れるべきところで足クビが切れているとか、クロースアップで頭の上部を切っているとことか、もう一歩下がるか、もう一歩進んでもいいんじゃないでしょうか?思いながら見てた。 音楽:悪くはないが、ちょっと普通過ぎた気がする。 音:メインの台詞はアフレコがなかったんじゃないかと思わせるくらいよかったが、効果音と周囲音が寂し過ぎた。それと画面外のエキストラのアフレコが、マッチしてなさすぎて目立った。 映像;珍しくフィルムで撮られた映画だった。(ときどきデジタルのショットはあったかもしれないが、多分フィルムで撮られている)医師の話なので、白がメインの色なのだろうが、意図的にしても光がレンズに入って画面が白っぽくなりコントラストを薄くしているのが異常に気になった。 宮崎あおい:かわいい。 櫻井さんと宮崎さんが全面的に出てるのでラブストーリーだと思ってたが、全然違ったのに拍子抜けしてしまった。僕の勝手な勘違いだったが、なんとなくラブストーリーが見たかったなあ。「500日のサマー」を最近見たが、あの映画は本当にいいので見て下さい。監督は今新しいスパイダーマンをやっているところです。しょうがないから、自分でラブストーリーを書こうかな、苦手だけど。 「集中」して得れることは、そのために犠牲にしてしまったことの価値があるかどうかは分からないが、とりあえずは達成してから後悔することに決めた。

エッセイ/コラム/ブログ

September 9, 2011

エッセイ/コラム/ブログ

日本に帰って来ると毎週文春と新潮を流し読みしている。 親友に勧められて劇団ひとりのコラムを読んでるがこれが本当におもしろい。 今週はたいしておもしろくないので、お薦めしないが、きちんと起承転結が描かれていて、 読んだ後、うまいなあ、と唸らせられる。 クドカンこと脚本家の宮藤さんも書いているが、劇団ひとりの面白さはダントツだ。 (今週は二人とも禁煙がテーマ) 村上春樹の村上ラジオよりも数倍おもしろい。 劇団ひとりの人は大体一個のコラムに何分、何時間くらいかけているのかなあと、たまに考える。 僕はブログを書くのに、約一時間弱かけるので書くのが、つい億劫になってしまう。 ロスにいるときは日本語で書くから日本にいる人に読んでもらうため、日本時間に会わせて書こうとしたら 余計書くのが億劫になる。 写真も一個載せないといけないから、どの写真にしようか考えてると更に時間が過ぎてしまう。 ただ、書いているとすごく気分が落ち着くので、私生活による心の乱れが激しい昨今リハビリがてらに ブログをなるべく書く様にする。 というわけで、今日は只のブログ頑張るぞ宣言ブログにとどめる。 目標は年内に50項目以上。出来なかったら鼻からスパゲッティー。 出来たら口からスパゲッティー。

映画祭情報(ブラッドタイズ)

September 8, 2011

映画祭情報(ブラッドタイズ)

美雪とブラッドを合わせると、4月から23の映画祭に上映が決定しています。 今後も両作品がたくさんの人に見てもらえます様に。 ご都合が合いましたら、ぜひ来て下さい。 上映予定の映画祭 EIZO FES Part 15 (兵庫県神戸市) 10月15日(土) San Diego Asian Film Festival(アメリカ、サンディエゴ) 10月5日(水)〜10月10日(月) 北米でも大手のメディアグループが開催し、アジア系映画の普及を担う 観客数は2万5千人を超える Heartland Film Festival(アメリカ、インディアナ州) 10月13日〜22日 1992年に小さな映画祭として始まり、現在は世界中から参加者が集まる映画祭となる今年で20回目 上映終了の映画祭 2011年4月 Los Angeles Asian Pacific Film Festival (アメリカ、ロサンゼルス) 今年で28回目 2011年6月            Best Asian Short Film Award Screen Singapore(シンガポール) 最優秀にノミネート、審査委員長はオリバー・ストーン 2011年6月            ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(東京) アカデミー賞公認の映画祭 2011年7月            LA Shorts Fest(アメリカ、ロサンゼルス) 短編映画祭として世界最大規模、アカデミー賞公認の映画祭 2011年7月            Action on Film Festival(アメリカ、ロサンゼルス) […]

9月10月の映画祭(美雪の風鈴)

September 7, 2011

9月10月の映画祭(美雪の風鈴)

今月から来月にかけて上映予定の映画祭のお知らせです。 (上の写真は札幌国際短編映画祭です。毎年デザインがかわいいです。) 美雪の風鈴 上映予定の映画祭 DC Shorts Film Festival (アメリカ、ワシントンDC) 9月8日(木)21:30~(Q&Aつき) E Street Cinema 9月11日(日)13:00~ Artisphere 9月14日(水)17:00~ E Street Cinema ムービーメーカー・マガジンにより「参加する価値のある映画祭ベスト20」に選出される Film North, Huntsville International Film Festival(カナダ、トロント) 9月23日(金)18:00~ Algonquinシアター 西東京市民映画祭(東京) 9月24日(土)13:00~ 西東京市保谷こもれびホール 過去には滝田洋二郎監督、山田洋次監督などが参加 僕も参加します! 知多半島映画祭(愛知県半田市) 10月1日(土) 10:20~ アイプラザ半田 編集の閑さんと僕が参加予定です。 Raindance Film Festival(イギリス、ロンドン) 9月28日〜10月9日 ロンドンの中心部で開催される、イギリスで最大の映画祭 今年で19回目 DC Asian Pacific American Film Festival (アメリカ合衆国、ワシントンDC) 10月7日(金)時間未定 Goethe-Institute アジア系映画祭として、アメリカ最大規模 札幌国際短編映画祭(北海道札幌市) 10月5日(水)〜10月10日(月) 9日の上映には参加します。詳しくは bit.ly/oVhGbO Heartland […]