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28歳になったということ

28歳になってから一週間経った。上の写真は、誕生日の直前に高校時代の親友である伊藤元気というフォトグラファーに映画祭用として撮ってもらった写真だ。(縦写真なので、写真をクリックするとオリジナルが見えます)

ツイッターのプロファイルに使っているのが、ちょうど去年と同じ頃にも撮ってもらったものだ。僕は果たしてそれから成長したのだろうか?少なくとも彼の写真の腕は上がっている。日本にいる友達のほとんどが、渡米する以前に出会った人で10年以上の付き合いの人だが、それぞれ結婚する、子供が出来る、出世したという報告が増え、離婚した、会社辞めたという人もいればや悲しい訃報すらあった。

光陰矢の如し。周りはすごい勢いで変わっているが、僕自身はというと、思い描いた28歳とあまりにかけ離れている。それは小学校のときに思い描いた大学生と、大学生になり実はたいして成長していないということに気づいたというくらい生易しいものではない。比べてもしょうがないかもしれないが、スピルバーグは28歳の時に「続•激突(Sugarland Express)」、ルーカスは「THX1138」という素晴らしい初商業映画を撮っている。目標は果てしなく遠く、年を重ねる毎に道の険しさを実感する。

高校の時、バスケのコーチに「頑張るという言葉を使うな。頑張るのは当たり前で、頑張らない奴はコートに立つ資格すらない。」という教えを受け、以来「頑張ろう」という言葉を使わないよう、目標を明確にして、何を頑張るのかをきちんと考えるようになった。しかし最近になって、自分の力で思い通りにならない事に差し当たり、ただ待っているだけの自分が嫌になり「もっと頑張らなきゃ」と呟いている事に気づいた。実は今の自分は理想の自分とかけ離れていると嘆き、焦燥感から来る不必要な苛立ちと無意味な自己嫌悪でただ空回りしているのかもしれない。

世界最速のF1レーサーであるアイルトンセナが今までで一番記憶に残るレースに残る試合はいつか?と聞かれた時に、「まだ無名の頃、初めて国外でしたレースだ。その時は金も名誉も関係なく純粋にレースだけを楽しんでいた。」と答えてた。

年を重ねたことで、僕は焦り、悩み、力み過ぎて、いつの間にか映画を初めて作った時の純粋な喜びを忘れてしまっていたのかもしれない。28歳を迎えたからこそ初心にかえり、今までの自分を支えてくれた人へ感謝し、仲間と共に映画が作れることを喜び、それを観客の方々と共有出来る幸せを改めて感じれるような年にしたいと思う。それが思い描く自分への一番の近道であり、長く険しい道を笑いながら歩ける唯一の方法なのかもしれない。

久しぶりにブログを書いたら、熱くなってしまった、、、

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